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火事
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
皮膚の炎症を「火事」に例えて説明することがあります。
火事は、消防車が8割火を消しても、2割の火種が残ればいずれ燃えます。
「痒くなくなった」「赤みが目立たなくなった」というだけで塗り薬をやめてしまうと、数日でまた痒くなったり赤くなったりすることがありますが、
それは火種が残っているのに消防車がいなくなったことと同じです。
100%火を消していれば、再発しにくいのです。
火が完全に消えたかどうかは、目で見てはわかりません。
目をつぶって、皮膚を周辺から触って下さい。
周辺と同じようにカサカサもなく、硬さもなければ火は消えています。
少しごわごわしたり、手触りが違うようなら、火種があります。
まだ外用の継続が必要というサインです。
アトピー性皮膚炎のデュピクセントは一度火を大幅に消すことで、その後に再燃しにくくなることを目指しています。
目で見ただけではわからない皮膚の炎症レべルを血中TARC値で調べて、初診時の10分の1以下の値にキープすることを一つの治療目標にしています。
クリニック電話番号は03-4405-5100です。
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