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2番
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
ミスユニバースの審査の時にいつも思うことがあります。
「1番でなくても大丈夫」
とはいっても、がんばってきたファイナリストは1番になることしか考えていないと思います。
私は「1番でなくて大丈夫」を実感する人生を送ってきました。
小学3年生からエレクトーン(手と足を使って鍵盤を演奏する楽器)を習い、
耳から音を取って自由に表現する楽器にドはまりし、
やがて新潟県で一番になり、全国大会へ進みました。
その全国大会で・・・「2番」だったのです。
1番だったら世界大会に進むことができたので、
もしも1番だったら、私は今頃音楽大学を卒業して、音楽の仕事をしていたと思います。
でも2番。
小学6年生の私にはショックでしたが、なぜかきっぱりと
自分には才能がないとあきらめることができたのです。
そこから大きく軌道変更をして、医学の道を目指しました。
でも結果として、私にはこちらの道が天職でした。
2番でよかったのです。
今になって思えば、
両手両足をバラバラに使う楽器は子供の脳トレにぴったりだったと思いますし、
両足を使う練習のお蔭で、背筋がすごく鍛えられて今でも腰痛とは無縁ですし、
大会やイベントなど人前でパフォーマンスした力は学会の講演で役に立っていますし、
大会のたびにかわいいドレスを着れたこともファッションに興味を持つきっかけになりました。
私が興味をもったことに一緒にはまってくれた親は、
県内に指導者がいないと聞けば遠方まで新幹線で練習に行かせてくれたり、
大会と運動会が重なっても「あなたしかできない事を優先すればいい」と言って運動会を休ませてくれたり、
大会で履くお花のついたハイヒールに慣れるように、小学生なのにヒールで登校させてくれました。(笑)
2番でも、3番でも、ビリでも、そこには学びがあります。
幼少時の体験のおかげで
私の発想はいまでも自由です。
好きな時に
アフリカに行ってみたり
フランスに行ってみたり
ハワイに行ってみたり。(笑)
あきれてみている
コナ様。