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酒さ
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
顔の赤みのご相談を多数いただいております。
顔が赤くなる原因はさまざまですが
酒さ、酒さ様皮膚炎、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、尋常性ざ瘡、脂漏性皮膚炎の
単独あるいは複合のことが多いです。
いつも思うのは、
皮膚の治療は「保険診療」か「美容診療」かではなく
「顔」か「それ以外」か
これで治療の難易度が決まります。
同じ紅斑でも、顔に生じると治療が難しく
治療による副作用も起こりやすくなるからです。
美容診療をしていても改善しないと受診される方は
これらの疾患が隠れていることがほとんどです。
中でも、酒さははっきりとした原因がわかっておらず
日本には治療のガイドラインがないので
欧州(JEADV)からでているガイドラインを参考にしています。
ご相談の多い第1度(紅斑、毛細血管拡張型)は
血管収縮作用のあるαアドレナリン受容体拮抗薬:ブリモニジンの外用と
IPLが推奨度A(最も推奨される)です。
推奨度Bには、Nd:YAGレーザーとパルスダイレーザーがあります。
ブリモニジンの外用は国内でまだ承認されていないので
当院ではIPLによる治療を積極的に行っています。
IPLはもともと血管奇形の治療として用いられてきたので
繰り返し治療を行うと
赤みの治療に役立つことを実感します。
美容皮膚科では、
メラニン系の治療よりも
血管&炎症系の治療のほうが難しいので
VISIAでいただいた画像を解析しながら
次の一手を日々考えています。
これから当院に通院中の方に
診察室で新たなモニターのお声がけをさせていただこうと思っております。
ラグーンに訪れた
美しい夕暮れ
♡新潟の野本真由美スキンケアクリニックのスタッフブログ♡
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