ブログ
血管と皮膚刺激
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
アトピー性皮膚炎、酒さで顔が赤くなるのは
①血管の増殖
②皮脂腺の過形成
が関係していることが分かっています。
今日は、酒さに血管の増殖を減らすレーザー治療を行ったところ、
皮膚表面の刺激が改善したという論文をご紹介します。
酒さと診断された32人の患者すべてにおいて、
5%乳酸水溶液(ピーリング剤)を塗布すると刺激を感じるスティンガーテストが陽性でした。
そこでフラッシュランプパルス色素レーザーで真皮の血管増殖を減らしたところ、
24人はレーザー治療後にスティンガーテストが陰性、7人の患者は刺激症状が減りました。
このように、真皮の血管の増殖を減らす治療は、顔の赤みの治療に有効なだけでなく、
皮膚の刺激も感じにくくなります。
加えて皮脂腺の過形成も治療できれば、それが理想です!
私たちがアトピー性皮膚炎や酒さをIPL(フラッシュランプ)で治療する理由は、
①血管の治療
と
②皮脂腺の治療
の2つが同時に行えるためです。
今回の日本美容皮膚科学会はウェブ同時開催なので
ほとんど写真を紹介しない予定ですが、
患者様から同意を得たうえで
これらの疾患に悩んでいる方のために
これから論文にまとめていきたいと考えています。
8月も間もなく終わるので、夏っぽい写真で。
(小さく笑)
♡新潟の野本真由美スキンケアクリニックのスタッフブログ♡
治療やお化粧品はもちろん、野本医師のプライベートやファッションなども掲載しています。
ポチっとクリックお願いします。