ブログ
接触皮膚炎 1
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
皮膚は「環境で変化する外臓」なので、
美容皮膚科は皮膚に触れるもの、注入するものに対する
深い知識が必要です。
きれいな肌を作れるかどうかにおいて
私が一番大事だと思うのは、接触皮膚炎の知識です。
今年、接触皮膚炎のガイドラインが改訂されました。
もちろん、隅から隅まで読んでいます。
日本語ですし💛
*日焼け止めやメイクは金属だらけなので、金属のアレルギーの知識は必須です。
金属はイオン化して汗から排泄されるので、
手足など、汗をかく部位に皮膚トラブルを繰り返しやすい方も要注意です。
金属の含有の多い食品も知っておくといいと思います。
チョコレート、ココア、豆類、胚芽(玄米や麦茶など)は女性が好む食品です。
*紫外線吸収剤は光アレルギー性接触皮膚炎(外用して日に当たると起こるトラブル)を起こすことがあるので
当院は紫外線散乱剤しかご紹介していません。
*海外コスメ愛用者をパッチテストをすると、日本の化粧品ではあまり使用されない保存料、ホルムアルデヒドに感作されている人がいます。
海外製品であっても日本の代理店を通して販売されているものは、日本ラインでホルムアルデヒドフリーがほとんどですが、
ネットの個人輸入、海外でよく化粧品を購入されている方に感作率が高い傾向があります。
*色素沈着型接触皮膚炎、これは意外に多いと思います。
かゆみがほぼなくて、少しカサカサして色素沈着を起こす接触皮膚炎です。
香料、保存料、色素に起こることのあるアレルギーの1種です。
「唇の色がだんだん黒ずんでくる」
「チークをつけ続けると、頬がもやーっとシミになる」
「目回りがくすんでメイクしないと外出できない」
こういう方の中に、口紅やリップ、チークやアイシャドウに含まれるタール色素による本症の方がいらっしゃいます。
最後に私の口癖。
「アレルギーというのは、全員に起こるものではありません。
でも自分だけがアレルギーにならない、という人もいません。
だから接触に対する知識を持てばいいと思います」
暑いからオフショル。
いや、そろそろ年齢考えないと。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧頂きありがとうございます。
ブログランキングサイトに参加しています。
下の野本アイコンをぽちっとお願いします。