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引く美学
総院長の野本真由美です。
ご覧いただいてありがとうございます。
「先生はどの漢方を飲んでいますか?」
とよく聞かれます。
「漢方の専門医なら、一番よい漢方をのんでいるはず!」と思われているのかもしれません。
ここが漢方医学の特徴なのですが、「一番よい漢方」は人によって違うのです。
種類だけでなく、投与量も多ければ多いほどよい、というものでもありません。
サプリメントなどで「○○より○○倍も高配合」という言葉をよく耳にしますが、これは西洋思想的な「足す美学」の発想です。
東洋医学は、東洋思想に基づいた「引く美学」を大切にします。
「その人に必要なものを最小限で投与するのがベスト」
実際に、漢方薬で切れ味のよい処方は「構成する生薬の少ないもの」が多いです。
たくさん薬やサプリメントを飲まれている方に、ぜひ知って頂きたい事です。
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