ブログ
内から外へ
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
いろんなものをつけすぎてしまう方に
「皮膚は内から外に向かう臓器です」
とよくお話しています。
表皮の細胞は上手に死んで、上手にはがれ落ちた時に
最も健康で美しい肌が作れます。
私たちの身体は1分間に4万個の角化細胞が剥がれ落ちています。
そのため美容皮膚科の治療は、「内から外」というベクトルに沿ったものが効率がよいと考えます。
ゼオスキンヘルス(ピール系)とレーザーや光治療(熱刺激系)の組み合わせは、
どちらも「内から外」のベクトルをしっかりと守っている治療です。
ピール系だけ、あるは熱刺激系だけで治療をすると
治療の限界を感じることも多いので
最近は最初から両者をゆっくり組み合わせて、安定した効果を出せるようになりました。
真皮層に関しても、食べた栄養が腸から吸収されて血流で運ばれ
表皮まで栄養を届けたり、炎症を局所でとどめたり、老廃物を回収したりするという意味では
同じく「内から外」です。
「内から」の一番内側は腸と考えると、やはり食べたものの影響を受ける臓器といえます。
老廃物を回収する役割のリンパ管は、皮膚から始まるone wayです。
いらないものが無くならないと美しい部屋が作れないように、
皮膚も不要なものがすぐ回収できることがとても大切です。
「足すと引くは、引くから始める」
という東洋医学の教えは、美容皮膚科においても有用です。
去年、
慢性炎症で生じた細胞の老廃物を取り除いたり
組織の修復を行うマクロファージ(M1,M2) のバランスが
炎症の持続や皮膚の老化のスピードに関与するという発表が
資生堂の研究所からありました。
今後は「足すより引く」
つまりリンパ系スキンケアのアプローチが注目されるのではないかということです。
私たちは「内側から引いて治す」
リンパ系に強い漢方薬をよく治療に使いますが、
それは引き算の視点が美容治療に必要だと考えているためです。
壁に足蹴りしてひなたぼっこ。
お行儀がわるいですよ。
ママー、これでいいでしょ?
♡新潟の野本真由美スキンケアクリニックのスタッフブログ♡
治療やお化粧品はもちろん、野本医師のプライベートやファッションなども掲載しています。
ポチっとクリックお願いします。