野本真由美クリニック銀座

院長の野本真由美です。

電話番号は03-4405-5100です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

 

オバジ先生が1980年代に作り上げた

 

トレチノインとハイドロキノンを使用した

 

セラピューティック（治療）の柱になっている理論を

 

これまで学会でお話してきました。

 

 

 

今回はじめて

 

医療者以外の方にもご覧いただける記事において

 

この内容の一部に触れましたので

 

ここでご紹介します。

 

 

 

 

ミラミン（ハイドロキノンのみ）を使う目的は、

 

ブリーチ、つまり漂白です。

 

シミも、シミでないところも、同様にメラニンを減らす作用があります。

 

 

この外用が適応しない方がいます。

 

・白さはそれほど欲しくない方

・よく日に当たる方

・日に当たるとすぐシミになると感じる方

・ニキビが多い方

 

です。

 

適応については主治医にご相談ください。

 

 

 

 

皮膚を白くし過ぎることは

 

必ずしもいいことばかりではありません。

 

 

 

メラニンの少ない肌は

 

日に当たった時に光老化が起こりやすくなるので

 

ブリーチを長期（5か月以上）に使用することはお勧めしません。

 

 

 

黒人と白人はどちらが光老化が起こりやすいか

 

考えてみれば理解しやすいと思います。

 

 

 

 

一方、ミラミックス（ハイドロキノンとトレチノインの吸収促進剤）とトレチノイン

 

を混ぜて使う目的は、ブレンドです。

 

 

シミとシミではない部位の差をなくしていくために行います。

 

つまりシミを治療するときは

 

ブレンドを優先して行うことが大切です。

 

 

 

またニキビ治療において

 

トレチノイン単独では改善しにくいときでも

 

セラピューティックの理論に基づいて

 

ｐHや基剤をクレンザー、バランサートナーで整えてから

 

ミラミックスと併用すると

 

トレチノインの吸収がグッと高くなります。

 

 

 

つまり治療効果がより深くまで及ぶため

 

ニキビ跡にも強い治療になります。

 

 

 

 

 

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