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ネガティブ・ケイパビリティ
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
出会った瞬間、心に残る言葉ってありますよね。
そのひとつに
ネガティブ・ケイパビリティがあります。
「どうにも答えの出ない事態に耐える能力」
という意味です。
まず、わたしたち医療者には、かなり必要な力であると思います。
また子育て中の人、
病気と闘っている人、
何かを必死にがんばっている人、
そしてなにより
コロナ禍を生きる私たちには
みんなに必要な力ではないでしょうか。
性急な答えを求めずに
不確実さと懐疑とともに存在できることは、
他の人間がどう考えているかを想像する力に直結します。
今年、オリンピックよりもパラリンピックをたくさん見ましたが
自分には経験できないことでも
想像する力をたくさんいただきました。
ブラインドサッカーをみて
何も見えなくても前に進み続けることを
想像して、感動しました。
ボッチャをみて
手足が自由に動かせなくても
自分の思う場所にボールを投げられることを
想像して、感動しました。
もし自分が同じ障害を持っていたり
病気に悩んでいれば
その経験をもとに
少しでも励ましの存在になりたいなと思います。
たとえ自分がそうではない状況であっても
相手の気持ちを想像できる人になることは
できます。
痒みがなくても
体が血だらけになるほど搔きたくなる気持ちを想像してみる。
目が見えても
だんだん目が見えにくくなって不安を抱える人の気持ちを想像してみる。
早急な結論や
正しい答えを持ち合わせていなくても
共感することはできます。
「誰かが自分のことを思っていてくれる」
これほど強い力って、ないのかなと思います。
医療の現場において
例え治せなくても
共感して
ずっと思いを寄せ続けることは
私にもできると思います。
歴史にのこる今の時代を生きていく
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