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皮脂とバリア機能
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
昨日の続きです。
今日は「皮脂が多いとバリア機能が低下しやすくなる理由」について
ご紹介します。
(日本美容皮膚科学会2021ランチョンセミナーより)
顆粒層のセラミド、脂肪酸、コレステロールなどの生理的な脂質を
外用すると、その脂質の一部は顆粒層に組み込まれて
角質細胞間脂質の合成過程に組み込まれることがわかっています。
しかし、外用された脂質の種類によっては
角質層は異常なラメラ構造が形成されてしまい
うまく角化できずにバリア障害を引き起こします。
オイルコントロールが不十分だと
皮脂由来の脂肪酸が脂質がおきかわることで
異常なラメラ構造を作りやすく
次第に持続性のバリア低下を引き起こすようになります。
バリア低下によって毛穴の出口の表皮が増殖し
異常な角化が続くと
毛穴が詰まりやすくなります。(スライド右下)
また、脂性肌であっても
ニキビにならない人もいますが、
ニキビを作りやすい体質の方は
この角化細胞の「接着性が亢進」しやすい
つまり、詰まったものが取れにくい状態であることも
報告されています。
オイルコントロールは、やはり大切です。
コントロールの仕方は、ひとそれぞれですので
外来でベストな方法をご指導いたします。
ビタミン、ミネラルはできるだけ食事から。
昨夜のおかず。
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