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肌色のバランス
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
「全体のしみと、目の下のくすみが気になります」
というご相談の50代女性。
しみといっても、しっかりと形のあるものはあまりありませんでした。
この方のしみやくすみが気になる原因は
「赤みがほぼない」ということにあるというのが、私の診断でした。
L値(茶色)を下げることばかりに目を向けず、a値(赤色)を上げてバランスをとれば
色むらを感じにくくなり、目元も明るく見えるからです。
「肌色のバランス」をみる視点は大切です。
例えば、ビタミンAのスキンケアやレーザーを長年続けていると
L値(茶色)が上がることはないのですが
a値(赤色)が上がるために赤みが出やすい方が時々いらっしゃいますし、
L値(茶色)を下げすぎて、a値(赤色)も下げすぎると、今度は b値(黄色)が目立ってしまうこともあります。
これは、2019年の日本皮膚科学会総会で講演したデータです。
当院で人気のハーモナイズ治療(スキンケア、メイク、IPL、ロングパルスヤグレーザー)を受けた93名の女性のVISIA画像を解析して
治療前後の皮膚の赤みを評価したものです。
治療前の平均値より高値群(Hight group)および低値群(Low group)を設定し、
統計学的な検討を行っています。
治療前に赤みスコアが高い群はスコアが下がり、
治療前に赤みスコアが低い群はスコアがむしろ上がっています。
ハーモナイズ治療は、
肌色のバランスを中庸(丁度よいところ)へ向かわせる治療であることがわかります。
「ゼオスキンヘルスだけ」「レーザーだけ」という治療をお勧めしない理由はここにあります。
♡新潟の野本真由美スキンケアクリニックのスタッフブログ♡
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