野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

 

ＶＩＳＩＡ画像を解析すると、いろんなことがわかります。

お写真のご提供、ありがとうございます。

 

 

左はアトピー性皮膚炎の症状がある状態、右は改善した状態です。

 

 

赤いドットは、皮膚に残った汚れ（皮脂、クリーム、日焼け止め、メイクなど）です。

 

「皮膚が乾燥するから朝はお湯で洗うだけ」

「アトピーがあるから顔はできるだけ洗わない」

 

という方の多くが、このように多数の酸化した物質を肌に残しています。

 

これは毛穴の開き、つまり、黒ずみ、ニキビの悪化因子になります。

 

赤いドットは左の写真はＴゾーンを主体に多数みられますが、

 

右の写真では消失しています。

 

 

 

一方黄色いドットは、アクネ菌の分布を表しています。

 

アトピー性皮膚炎はアクネ菌の餌となる皮脂の分泌が少ないため

 

右側の写真のようにドットがまばらに点在しているのが普通です。

 

しかし皮脂が少ないからと洗浄を怠ると、左の写真のようにアクネ菌が増加します。

 

 

 

面白いと思うのは、

 

左の写真で「皮膚炎の部位だけアクネ菌が消失」していることです。

 

頬にある皮膚炎の部位はドットが丸く抜けているのが分かるでしょうか。

 

ここは黄色ブドウ球菌が増えていて、アクネ菌が見当たらなくなっているのです。

 

 

皮膚の常在菌の細菌叢（マイクロバイオーム）は「多様性」がカギを握っているので、

 

皮膚疾患が治りにくいときは、多様性を失っていることがわかります。

 

 

マイクロバイオームは「角層の一番外側にある、もう一つの角層」

 

と言われるほど、皮膚を環境から守ってくれています。

 

 

私がリビジョンのスキンケアを皆様にお勧めする理由の一つは、

 

このマイクロバイオームに注力しているブランドだからです。