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アトピー性皮膚炎と顔
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
アトピー性皮膚炎で治療が一番難しいのは「顔」だと思います。
大阪はびきの医療センター皮膚科主任部長の片岡葉子先生は
アトピー性皮膚炎の顔の赤い部位の病理組織から
①血管拡張
②皮脂腺の過形成
が認められたと発表されました。
①は長年炎症を繰り返すと起こりやすく、
またステロイドを適正に使わないと生じる副作用としても知られています。
②は「乾燥するから洗顔しない」という不適切なスキンケアによって脂漏が生じ、
赤みを誘発している可能性があります。
①炎症コントロール
と
②オイルコントロール。
この2つは顔の赤みだけでなく、美肌治療にもかかせない考え方です。
当院では、アトピー性皮膚炎の顔の治療を積極的に行っています。
写真掲載に許可を頂きました。
ご協力ありがとうございます!
アトピー性皮膚炎の治療薬・デュピクセントを4か月終えた頃です。
体の皮膚炎はほぼ略治しましたが、顔はまだ不安定な状態が続いていましたので
ここからIPL治療を行いました。
照射法は美容治療とは異なるためオリジナルです。
2ヶ月半後。
皮膚炎を繰り返さなくなり、
「皮膚が強くなった」と言っていただきました。
そしてここから、美容治療モード。
9か月後。
顔全体が白くベビースキンに変化していますね。
スキンケアはコラージュリペアローションにC+Correcting Complex30%です。
アトピー性皮膚炎で悩んでいる方は
「エステにも行ってみたいし、美容治療に通ってみたいけど、
アトピーがひどいからいつも断られていた」という経験をお持ちの方がいらっしゃいます。
そういう思いをされずに肌がどんどんきれいになってほしい。
それがスタッフ一同の願いです。