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外用を併用すること
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
最新号の日本美容皮膚科学学会誌で一番面白かったのは、
ニキビの外用剤の組み合わせによる変化です。
私は化粧品やサプリをレシピから書くので
こういう内容に興味があります。
ニキビに処方される抗菌剤・アクアチムクリームの主成分は
水に溶けにくく塩基性水溶液には溶けやすいという性質があるので
基剤を弱塩基性のPHに調整しています。
これをディフェリンゲル(レチノイド)やベピオゲル(過酸化ベンゾイル)に混合して外用すると
PHが弱酸性に変化します。
弱酸性下にアクアチムクリームを使うと、抗菌成分が皮膚の表面に析出してしまい
ニキビの炎症部位に浸透しにくくなることがわかりました。
作用機序の違う外用剤を併用するときは、
塗り方の工夫が必要です。
美容の外用剤、しかりです。
「変化がでない」
「皮膚の反応が強すぎる」
そのようなときは、すぐに合わないと思わず
まず併用しているものを見直してみましょう。
長いまゆげ。。
電話番号は03-4405-5100です。
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