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繰り返す意味
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
「IPLを1か月に1度、複数回照射するのはなぜでしょうか」
今日はこちらの質問にお答えします。
IPL治療は、
皮膚の茶色いもの(メラニン)、赤いもの(ヘモグロビン)、水分、毛と皮脂腺、アクネ菌、など
様々なものに熱が集まる特徴があります。
私たち黄色人種はメラニンが多いため、
初回の治療はメラニンに熱が集まりやすく、「しみやくすみ」の治療が主体になります。
もちろん初回から赤みの治療の方は、設定を赤いものに反応させるように変えますが、
そういう場合でもメラニンを同時に治療しています。
メラニンは浅い層にあるものほど熱がたまりやすいので、
取れやすい浅いしみは一度で排出されます。
照射後1か月は、初回に排出されなかったしみがIPLの熱エネルギーで表層へ押しだされてきます。
この間に押しだしを早めるビタミンA(トレチノインやレチノール)を使用していると、効率よくしみが押しだされます。
その結果、2回目の照射は1回目の照射よりもすこし深い層にあったメラニンを治療することができます。
そして3回目以降の照射、ここからがアンチエイジング効果を発揮する好機になります。
なぜなら、すでにメラニン全体が減っているため、
熱エネルギーが表層のメラニンで奪われず、
真皮にしっかりと熱だまりを作ることができるからです。
皮膚は奥へいくほど水分が多いので、
水に吸収しやすい波長をもつ機械は皮膚のひきしめ治療によく用いられています。
IPLはひきしめ専用の機械ではありませんが、
5回IPLをした方のVISIA画像解析をみると、
ほぼ全員ひきしめの効果が出ています。
そしてその変化は、ビタミンAでアクティブな皮膚を作っている方ほど高い傾向があります。
(私たちの臨床写真は、ブログではなく、学会等でご紹介しています)
たくさんの人の治療結果をみて思います。
毎日の繰り返し(何を塗って、何を食べて、どんなメイクをするのか)を考えずに、
美容治療だけをするのはもったいない。
塗っただけの治療とも、照射しただけの治療とも違う世界を
目指していきます。
だからこの治療を、「ハーモナイズ治療」(1+1を3にも4する治療)と呼んでいます。
昨夜の勉強のお供は、こちらの手。(笑)
電話番号は03-4405-5100です。
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