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ビタミンCの講演終了
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今年のビタミンCの講演が終わりました。
ご参加いただいた全国の先生、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。
ビタミンAの講演が多い私が、ビタミンCの話をするのは意外かもしれませんが、
私とビタミンAの出会いは、オバジ先生に出会った2003年で、
私とビタミンCの出会いは、さらに研修医だった1998年までさかのぼります。
大学病院で熱傷の救急当番をしていたころ、
患者さんが運ばれてくると、私は輸液に大量のビタミンCを入れていました。
それは、翌日の皮膚の腫脹、呼吸状態などが明らかに変わるからです。
今では熱傷のガイドラインにも掲載されています。
ビタミンCというのは日焼け後に生じた色素沈着に使うのではなく、
本来、炎症が起きているまさにその時に使用するものだということを知っていただければと思います。
今年、高濃度ビタミンC30%クリーム「C+Correcting Complex 30%」と出会ったとき、
20年ぶりにあの時のビタミンCのすごさを思い出しました。
モニターにご協力いただいた皆様が私に、
「ビタミンAばかりに頼らず、ビタミンCとのバランスを考えて治療せよ」
と教えてくださったのだと思っています。
モニターの患者様に感謝しかありません。
製品に出会ってからまず、ビタミンCの論文を100本読んでみました。
自分なりに新たな発見もあり、ビタミンCを深く知る機会をもらえました。
ただ深みにはまると講演がつまらなくなるので(笑)、
そこは少しわかりやすく自分なりにお伝えしたつもりです。
大阪の会場ではビタミンAを主体にしたゼオスキンヘルスを導入している施設が全体の3分の2を占めていたのに対して、
東京ではわずか3施設でした。
大阪、東京と違う立場で外来をしていると知り、説明の方法を少し変えてお話しました。
頂く質問も全く異なり、私もよい刺激を受けました。
このビタミンCクリームを販売するRIVISION SKINCAREは、基礎研究から製造まで、自社で行っている会社です。
海外にお住いの方が受診されたときに、
「うれしい!このブランド大好きなので、日本でも買えるようになったんですね!」
と言われることも増えました。
先日、RIVISIONの基礎研究を行っている方と、電話でディスカッションをさせていただきました。
私の質問はいつもマニアックだと言われるのですが、
研究者の方は嫌な顔もせず、「さすがいい視点ですね!」と私を持ち上げつつ(笑)、
科学的なデータをたくさん提供してくれました。
日本では、まだまだ噂レベルのビタミンC知識が流布していると感じます。
科学的根拠に基づいて、きちんと伝えていきたいです。
来年はレチノールの機能類似体で赤みや皮むけが起こりにくい「ある物質」が配合された
ビタミンAシリーズも登場する予定です。
日本人に適した使い方を模索するため、当院にお通いの方にモニターをお願いすると思いますので
どうぞよろしくお願いします。
電話番号は03-4405-5100です。
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