総院長の野本真由美です。

ご覧いただいてありがとうございます。

 

皮膚科は「足して治す」よりも「引いて治す」のが得意な診療科です。

詳細に問診したり、原因物質をパッチテストしたり、血液検査をしたりして、原因をさがしていきます。

 

ところが・・・

パッチテストをしても原因がわからないこともあります。

 

「なんだか顔がかゆくて、ニキビもでやすい」と受診された女性。

使用している化粧品をパッチテストしても、陽性反応は見られませんでした。

 

彼女の肌荒れは、枕カバーや化粧パフを10日に1度程度しか交換していなかったことが原因でした。

 

顔にクリームなどがついた状態で触れるリネンやパフは、肌荒れの悪化因子になることがあります。

 

「枕カバーを毎日交換するなんてハードルが高い」という方は、

タオルではなく、手ぬぐいなどの平織している綿１００％生地を枕カバーにかぶせて毎日交換しましょう。

 

顔を丁寧に洗ったのに、酸化した皮脂やクリームがついている枕カバーに触れていてはもったいないですね。

 

 

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