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どんな肌に治療をするか
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
法人で7台所有しているIPL。
IPLを初めて日本に導入された東京女子医科大学名誉教授の若松信吾先生は、先日スピーチで
「20年たった今も、僕はIPLを超える治療はないと思っています」
とお話されていました。
たしかにレーザーによる色素疾患の治療と違い、
白斑になるリスクが全くないところは、何より安心できます。
ただし、なんとなく照射すれば、なんとなくいい、で終わってしまう治療でもあります。
私たちのIPL治療は、13年間の経験で照射方法がどんどん進化して、完全オリジナルになりました。
特に、照射を終えた時のエンドポイントは、最も重要です。
照射しても十分に赤くならない肌の人は、効果が弱く、貧血の女性に多く見られます。
皮膚の栄養欠損があると、よい治療であっても効果はでないのです。
「どんな皮膚に治療をするのか」ということをいつも考えて、
皮膚のターンオーバーのよい、栄養の十分ある、血流が豊富な肌を作ってから、治療を行うようにしています。
本日IPL治療を受けた40代女性。
全顔に250ショット(全国平均は100ショット)を照射しますが、十分な赤みが出ません。
お聞きすると、やはり貧血があるとのこと。
原因は、①月経過多と②出血性の痔があるためでしたので、
①と②で失った鉄を補うために、ヘム鉄のサプリメント(保険の鉄剤では効果が不十分です)を処方すると同時に、
月経過多の漢方薬と、出血性痔核の漢方薬を処方して、鉄を失いにくくする治療を開始しました。
失ったミネラルは補うだけでは不十分で、失う理由にアプローチする必要があるのです。
次回のこの女性のIPL照射は、「かなりよく効く」と確信しています。
クリニック電話番号は03-4405-5100です。
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