ブログ
黄色に
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
「美容治療をしていたら、皮膚が一部黄色くなってきて、不安なのでみてほしい」
遠方よりお越しの50代のB様。
まず、全体の皮膚が黄色くみえる原因は、いくつかあります。
・皮膚の水分量が少ない(加齢とともに減少します)
・角質がたまっている(過剰保湿によるものが多いです)
・柑皮症(青汁や野菜ジュース、トマトジュース、のり、かんきつ類などを毎日摂取すると起こりやすいです)
・胃腸虚弱(東洋医学で五臓の脾が弱い人は、皮膚が黄色くみえます)
・糖化(糖質を取り過ぎると、糖が皮膚のタンパク質と反応して、茶色く変性したAGEsとなり皮膚に沈着するため、くすんでみえます)
・黄疸(血液検査でビリルビン値を測定します)
でも、今回は「一部が黄色くなる」というご相談でした。
画像解析を行いましたが、黄色く見えるところに一致して、赤みスコアもメラニンのスコアも上昇していました。
原因は・・・
「強いマッサージにより、真皮の微小血管が破れて、出血後のヘモジデリン沈着が起こり、皮膚が黄色く見える」
でした。
注射をしたときに、出血するとあとから皮膚が黄色っぽくなることがありますね? その変化です。
Bさんは注射による治療はしていませんでしたが、角質を刺激する可能性のあるピール系の美容治療を定期的にされていました。
普段から強いマッサージをしていたそうですが、この美容治療中は禁忌だったのです。
強いマッサージは、顔の靭帯を緩めることがありますし、
皮膚はそもそも「横にゆすられるのが苦手」な臓器ですので、
そーっと扱って下さいね。
赤みスコアとメラニンスコアがアップしているということは、無駄な炎症と炎症後色素沈着が起きているので
老化が促進されていたということになります。
クリニック電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧頂きありがとうございます。
ブログランキングサイトに参加しています。
下の野本アイコンをぽちっとお願いします。
新潟の野本真由美スキンケアクリニックのスタッフブログ。
野本真由美医師のプライベートやファッションなども
ご覧いただけます。ぽっちっとお願いします。