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一緒に歩む
野本真由美クリニック銀座
院長の野本真由美です。
電話番号は03-4405-5100です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
大学病院に勤務していたある日
10歳の男の子が家族と受診されました。
お母さまはこのようにおっしゃいました。
「息子のかゆみが止まらず
皮膚科の薬でもよくならず
このままではだめだと思って
東京まで行ってアトピーに良いと聞いた
たくさんの民間療法を試してきたけど
お金も続かなくて
痒みで眠れない日が毎日続いています。
今は痒みで学校にも行けなくなり
夜もかきむしらないように見張っていなければならず
このままでは家族がダメになると思い
皮膚科にはもう行きたくないと思っていたけど
行くしかないと思って来ました。」
その日から、私がその男の子の主治医になりました。
まず入院していただいて
シャワーで毎日皮膚を洗って
丁寧に一緒に軟膏を塗る治療が始まりました。
どんどん良くなる皮膚と
どんどん笑顔になる男の子の姿を見て
「よーし!」と小さくガッツポーズするのが
私の癖だったようで
男の子は「野本先生のものまね」といって
よく病棟で披露してくれました。笑
退院後は学校にも通えるようになり
「正しく外用する」ということの大切さを
わかっていただいたので
入院する必要はなくなりました。
8年間務めた大学病院を辞めた後も
16年間クリニックに通院してくれています。
私が43歳の時、基礎研究がしてみたいと思い
薬学部の大学院に入って
漢方薬の研究を始めました。
その大学の大きな食堂で
薬学部の大学生になったあの男の子に
ばったり会いました。
「僕は医療で救われたから
いい医療者になろうと思いました。」
その言葉を聞いた時の
のもとおかーさんの嬉しさは
言葉にできないほどでした。
男の子は無事に薬剤師になり
今はデュピクセントによる保険診療で
通っていただいています。
10歳だった男の子が
りっぱな薬剤師になって
今でも頼りにしてくれているのは
感謝しかありません。
これからも仲間と力を合わせて
いい医療を提供をしていきます。
のもとおかーさん、がんばるよ。
冬の表日本と
冬の裏日本
同じ日です。
裏日本の方はビタミンD2000IUを
特にしっかり飲んでくださいね。
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