オバジ先生が目指す「スキンヘルス」を通じて、日本人にあった治療で、病気を診るのではなく人を診る医療を提供していくクリニック、それが野本真由美クリニック銀座です。

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IPLは光老化の治療 その4

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野本真由美クリニック銀座

院長の野本真由美です。

電話番号は03-4405-5100です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

前回は顔の片側だけにIPLを照射した研究から

IPLを行った側では

メラニンが減少し、コラーゲン線維が増加していた

というお話をご紹介しました。

では、

IPLは何回か治療すれば十分なのでしょうか。

それとも、

定期的に続けることに意味があるのでしょうか。

今年、2026年に発表された

とても興味深い研究があります。

この研究では

6回以上IPL治療を受けた236名について

IPLを定期的に受けていた人と

不定期に受けていた人を比較しています。

最初の3回のIPLは4〜6週間隔、

その後は皮膚の状態に合わせて6〜8週間隔で行われています。

そしてVISIAで画像を診断し

赤み

色素

しわ

を客観的に評価しました。

その結果

定期的にIPLを受けていた人では、

赤み、色素、しわのすべてが有意に改善していました。

私がこの研究でさらに注目したいのは、

「定期的に治療を受けること」そのものが

良い治療結果と強く関連していたことです。

また治療回数が多いことも

良い結果と関連していました。

つまり、IPLは

「シミができたら、そのシミを取る」

という治療だけではなく

定期的に皮膚全体を治療していくことに意味がある

可能性が示されていました。

もちろん、この研究だけから

「何か月に1回がベスト」

ということまではわかりません。

また、後ろ向き研究ですので、

定期的に治療したから必ず結果が良くなった

完全に証明できる研究でもありません。

ただ私が長年IPLを診療に取り入れてきて感じることと

とても重なる結果だと思いました。

皮膚は毎日

紫外線や可視光線など

さまざまな環境の影響を受けています。

光老化も

ある日突然起こるものではなく

年齢分が日々積み重なっていきます。

だから「悪くなってから治療する」

というよりも

光老化が積み重なりすぎないように

定期的に皮膚を整えていく治療

をお勧めすることが多いです。

実は、

もっと長い期間IPLを続けた人を調べた研究もあります。

2534名を対象に

毎年写真を撮影しながら

最長12年間追跡した研究です。

全員が少なくとも3回IPLを受け、

多くの方がその後も年単位でIPLを継続していました。

この研究でも、

長期間にわたって光老化の改善が確認されています。

短期間でシミが薄くなる。

赤みが減る。

それもIPLの大切な効果です。

でも私がIPLに感じている魅力は、

そこだけではありません。

皮膚が老化してから治すのではなく、

光老化そのものを少しずつコントロールし、
健康な皮膚をできるだけ長く維持していくこと。

最近よく使われる言葉に

「ロンジェビティ」

があります。

長く生きることだけではなく

健康な状態で過ごせる時間を長くしていこう

という考え方です。

皮膚にも

「スキン・ロンジェビティ」

という考え方があります。

シミやしわが目立ってから治療するだけではなく、

皮膚が健康なうちから、
光老化を少しずつコントロールしていく。

IPLはその視点からも

選択肢のひとつになると思います。

【参考文献】

Fan B, Yu R.
Comprehensive Facial Skin Rejuvenation With Long-Term Regular Intense Pulsed Light Therapy: A Real-World Study.
J Cosmet Dermatol. 2026;25(2):e70691.
doi:10.1111/jocd.70691

Chen P, Du X, Li Y, et al.
A retrospective study on the clinical efficacy of the intense pulsed light source for photodamage and skin rejuvenation.
J Cosmet Laser Ther. 2016;18(4):217-224.
doi:10.3109/14764172.2015.1114649

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恩師の須永隆夫先生にお別れのご挨拶に行きました。

その日はちょうど

日本抗加齢医学会が新潟で開催されていて

私は「皮膚から始まる予防医療」

という講演をさせていただきました。

このテーマは

須永先生からいただいた大切な視点であり

私のライフワークになりました。

須永先生、

たくさんの学びと

大切な道を示してくださり

本当にありがとうございました。

先生にもう一度お会いしたいという思いで

涙が止まらず

目を腫らしたままの講演になりましたが、

先生に届くような気持ちで

心を込めてお話ししました。

これからは、先生からいただいた想いを

私が次の世代へつないでいきます。

どうか安らかにお眠りください。

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