野本真由美クリニック銀座

院長の野本真由美です。

電話番号は03-4405-5100です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

顔の赤みの治療をされていた酒さの方が

 

1年ぶりに受診されました。

 

 

 

 

漢方薬の内服、メトロニダゾールゲルの外用、ロングパルスヤグレーザーによる治療を行い

 

赤みが気にならない程度にまでなっていましたが

 

この日のお顔は

 

初診時のVISIAと比較しても

 

5倍は赤い状態に悪化していました。

 

 

 

 

 

お聞きすると、化粧品を販売している友人から

 

「治療は抑えるものばかりだから

 

すべてやめたほうがいい。

 

体に優しい方法で

 

自然によくなったほうがいいよ。」

 

 

 

 

とアドバイスされたそうです。

 

それから全ての内服と外用を中止して

 

自然の成分から構成されたという

 

体に優しいと説明された化粧品を

 

シリーズで多数そろえてサロンに通ったそうです。

 

 

 

 

 

それ以降、どんどん悪化することを伝えると

 

「3ヵ月すると、必ず治るから！」

 

と説得されたので続けたそうですが

 

赤みが進行して、ついに紫がかってきたので

 

クリニックに再度相談にいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

この話にはいくつか教訓があります。

 

 

 

 

 

①酒さは環境に敏感に反応するので

 

塗るものだけで治すことは難しい。

 

 

 

 

②体に優しいとする天然物のほうが、アレルギーは起きやすい。

 

(漢方薬も飲むと免疫寛容が働いて拒絶しませんが

 

外用した場合はアレルゲンになることがあります）

 

 

 

 

③すべての病気において「必ず治る」と言える人間はいない。

 

 

 

 

 

5倍の赤ら顔をどのくらいの期間で改善できるのか

 

伝えてあげたくてもできませんでした。

 

なぜなら、私は人間だからです。

 

 

 

 

 

科学を学んで思うのは

 

「必ず治る」の言葉の重さです。

 

 

 

 

 

 

 

 

白ふわな手

自宅前。

 

白が好きなので

 

雪が降る景色が好きです。

 

見つめていると

 

心がきれいになっていきます。

新幹線の窓からみえる

 

越後湯沢の白ふわの世界。

 

 

 

 

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