野本真由美クリニック銀座の谷田有里佳です。

 

 

今朝、新幹線で隣に座っていた70代くらいの女性。

エレガントな空気が漂う素敵な方でした。

 

 

 

足もとは、

ストッキングの下にうっすら透ける靴下、

歩きやすそうなパンプス型のコンフォートシューズ。

桜色のズボンにコンパクトなバッグ。

 

 

 

無臭。（きつい香水なし）

無音。（スマホをいじることもなし）

 

 

 

お顔は眺められないけれど、

心地よい空間を東京まで一緒に過ごしました。

 

 

 

 

東京駅に着いた瞬間から、私は仕事スイッチオン。

いつものように階段を素早く降りようとすると、

 

 

 

 

スマホをいじりながらのんびーり降りる男性と、

電話をしながら謎に左右に揺れる男性。

 

 

 

うーん、邪魔だし危ないわー。

 

 

 

 

２人をすっとよけて、リズミカルに下まで降り、早歩きし始めたところで、

後ろから女性の声が。

 

 

 

「これ、もしかしてお忘れですか？」

 

 

 

振り返ると、新幹線でご一緒だったご婦人ではないですか。

手には私の綿手袋。（洗濯乾燥してしわしわ）

 

 

 

 

 

 

 

あ、マダム！

「私のです、ありがとうございます！」

 

 

 

 

お顔も拝見。

素敵な眼鏡に、素敵な白髪。

何よりとっても素敵な笑顔。

 

 

 

 

私を追いかけて階段を駆け下りて下さったかと思うと、本当に申し訳ない。

（朝ドラ、カムカムエブリバディーの『アニー平川さん』を思い出す；今朝、岡山市内を激走してました）

 

 

 

エレガントで、かつ足腰も強くてらっしゃるんだな。

 

 

 

 

自分のくちゃくちゃ綿手袋を握りながら、

 

 

 

 

しわのない綿手袋をはめて、

時間にゆとりを持ち、エレガントに階段を降りる。

 

 

 

 

 

そんな朝を目指したいと思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

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